門松を飾る意味とは
門松とは『年神様が降りてくる目印』として飾るお正月飾りです。そのため、年神様を家にお迎えする
ためには、門松が必要になります。1 年間の幸せや健康長寿を願うものと考えられていますので、ぜひ
自宅に飾って神様をお迎えしましょう。中心の竹飾りの周りを、松や葉牡丹・梅などの植物で飾った大
きなお正月飾りを想像する人が多いかもしれませんが、自宅に飾るものはここまで大きなものでなくて
も構いません。松の葉を和紙で包んで水引を結んだだけの松飾りでも、神様への立派な目印になります
飾り始める時期はいつ?
玄関や門の前に門松が飾られるのは『12 月26 ~ 28 日』がよいとされています。
これは神様の行事と関係している日にちというよりは、クリスマスが終わった後にお正月の用意をする
ようになったことと関係しています。もともと、山で採ってきた松を使って門松を手作りしていた時代
には、12 月13 日を松迎えと呼び、この日以降に門松を飾りました。門松を飾るのを避ける日もありま
す。12 月29 日や31 日です。29 日は語呂が二重苦を連想させるので避けられています。また、31 日が
避けられるのは、お葬式の一夜飾りのようだといわれるからです。どちらも縁起が悪い日にちと考えら
れています
雄松と雌松は左右どちらに飾る?
門松は二つ1 組で飾るお正月飾りです。一見どちらも同じように見えますが、雄松と雌松の2 種類がある
ことに注意します。雄松はクロマツを使っている飾りです。濃い緑色の長く堅い葉が特徴で、黒っぽい樹
皮をしています。雌松には、葉が細く柔らかなアカマツが使われているのが特徴です。
玄関や門の左右に配置するときには、『雄松が左、雌松が右』になるように配置します。松の違いに注目
し、間違えずに飾りましょう。ただし、最近は簡略化されている門松も多く、二つとも雄松というものも
販売されています。
玄関など家の外に飾る
年神様をお迎えするための目印が門松です。目印はよく目立つ場所になければいけません。飾る場所は
『玄関や門といった家の外』が基本です。これからやってくる神様に分かりやすいように飾ります。
マンションの場合には大きな門松を玄関ドアの前には置けません。共用部分をふさいでしまうからです。
そんなときには、玄関ドアに飾れる小さめの松飾りを用意しましょう。ドアの外側に飾ってもよいなら
外側に吊るせばOK です。玄関ドアの外側は規約で飾りがNG ということもあります。そういうときには、
内側に飾りましょう。また、マンションの場合には、室内に置いても構いません。室内の玄関や床の間に
置くのがよいでしょう。スペースに合った大きさの門松や松飾りを選んで飾ります。
門松って何?
門松の切り口の種類と意味
門松は、地域や職業によって切り口に違いがあります。
竹の先端部の形状は、斜めに切った「そぎ」と、真横に切った「寸胴(ずんどう)」の2 種類がある。
一説では、「そぎ」は徳川家康が始めたもので、徳川家康が三方ヶ原の戦い(1572 年12 月)で武田信玄
に敗れた直後、武田方から送られた「松枯れて 竹類いなき 明日かな」(松平氏の出自である徳川家康が
滅び、武田氏が栄える)という句を、「まつかれで たけだくびなき あしたかな」(松平氏は滅びず、武田
の首級が落ちる)と読み替えて、竹を斜めに切り落とした門松とともに送りつけたと伝承されている[8。
武田氏の本国があった山梨県では現代において、竹を寸胴にしたものを「武田流門松」と称して山梨県
庁舎などに飾っている[9]。(Wikipedia 出典)
本気モード1対で1万円 所要時間2時間
簡易モード1対で2000円 商用時間1時間