吉井宿狂歌カルタ:く

苦労して
作る火口の 難しさ

厠の硝石 手配は難かし

苦労して、作る火口の 難しさ 厠の硝石 手配は難かし
蒲の穂は収穫してきたままだと蛾の幼虫が繭を作ります。収穫したら早い段階で電子レンジで3分チンするか、ほぐして煮付けて完成品にしないと家の中が蛾の幼虫の蛆虫で大変なことになります。厄介なのは硝石です。江戸時代は硝石は厠で調達していました。厠の壁に張り付いた小便の跳ね返りが固まり硝石となるのです。それは現代で云えば硝酸カリウムです。これは爆薬の原料となるので、薬局などで簡単に手に入るものではありません。

蒲の穂 木枯らし紋次郎のタイトル曲の画像

蒲の穂 ススキの生えるころ、稲狩りの前くらいが収穫の時期です。蒲ははねてしまうと、中の綿毛の種子がタンポポのように飛び散り、 風に乗って飛んでしまいます。あるいは秋雨により、跳ねたまま湿気を含んで固まってしまいます。

群馬県高崎市近郊では10月10日から15日くらいが収穫時期。もちろん土地柄により収穫期は異なります。8月では成熟していないため解す事はできません。硬い実になっています。10月15日を過ぎると、穂が跳ねてしまい収穫にてこずります。また適正な時期に収穫できても、蛾が穂に卵を産みつけ、それが帰った頃なので、放置すると、蛾の幼虫が孵化し湧き出てきます。

 

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